顔が痛い・・・！？

先日の患者様のお話。

 

来院されたのは小さな男の子2人のお母さん。

症状は、「首の痛み・肩のこり」何ですが

色々とお話を聞いていくと

どんどん出てきます。

 

最近、子供から風邪を移されました・・・

鼻水が出てちょっと辛かったんです。

すると次第に「顔に痛みというか・・・」

「顔の目の周りや鼻に鈍痛があるんです」

「顔が重だるいというか・・・」

それで、これはただの風邪とは違う？と思い

病院を受診しました。

 

すると・・・・

 

 

「副鼻腔炎」との診断が出てそうです。

 

風邪の症状でも出るし、アレルギー症状でも出てくる症状で

顔の中心にある「副鼻腔」の炎症ですね。

副鼻腔とは

図で見るとこんな感じなんですが

鼻のな穴は一つではなくて鼻の周りに大きな空洞があるんです。

この空洞に何かしらの原因で炎症が起こり

頭痛・顔の痛み・鼻ずまりなどなど色々な症状が出てきます。

 

よく皆様が聞いた事のある「ちくのう症」って

副鼻腔に膿がたまり、嫌な匂いが出る事なんですね。

 

今回の患者様は病院を受診されているので

副鼻腔を治療するお薬は頂いています。

ですが、なかなか良くならずに

数日間、顔の重だるい感じと痛みに加えて

首の痛み・肩の張りが出てきてしまいました。

 

さて、どんな治療をしようかとご相談です。

 

今は顔の症状よりも「首肩の方が辛くて・・・」という事でした。

患者様は鍼灸治療が初めてなのでちょっと怖いかも・・・

なので決して無理して鍼灸治療は受けるものでは無いですから

他でやれる事をしましょう。

 

首の調整、首を診てみると左側特にC2番（頚椎2番）に左右差が大きく出ています

それを調整します。首自体がしなやかに動くように全体の調整もします。

これだけ首の左右差が出ていれば肩への影響も確実にあります。

なので両肩をほぐしていくのと肩甲骨の動きを出してあげます。

するとちょっと猫背気味な姿勢が胸を張れるようになりますから

首もピッんと伸ばせます。そうすると鼻の通りも良くなる事でしょう。

 

最後にお顔のツボを十分に刺激していきます。

本来は鍼灸治療で行うのですが今回は僕の指を使い

鼻・目・頬・頭部にちょっと強めの刺激を入れていきました。

 

これだけでも十分に体はスッキリされた様子でした。

癒間では過去にも鼻の症状で治療していることはあるので

特に「花粉症・ちくのう症・アレルギー鼻炎」などなど

同じような鼻の症状ですから治療も可能だと思います。

 

ただ、今回は鍼灸治療を行なっていないので

もし、あまりにも体の改善が見れない時は

鍼灸治療をしてみましょうね！！って事で

終了となりました。

 

今回の症状はちゃんと病院で「副鼻腔炎」と診断が出ており

副鼻腔炎の関連症状からの顔や体の痛みが出ているという事なので

目指す治療法が明確に出ていました。

あとは患者様の自己免疫力でも十分に回復できるレベルだと思い

次回のご予約はなくても大丈夫でしょうとなりました。

 

皆様、鍼灸治療院って「肩こり・腰痛」の治療だけじゃ無いんですよ。

多種多様な症状の治療も行います。

ぜひご相談だけでもしてみてくださいね！！