尻もちついて骨折！？

誰にでもあり得るような「転んじゃった」

 

よくある　「尻もちをつく」

 

お尻から転んで尾骨を強打・・・

打撲などの痛みならいいど・・・

最悪なのは「骨折」しちゃう事

しかも骨折の整復法が・・・ええっ！？ってなりますよ。

今日のお話は誰にでもありそうな

「尻もちついて転んじゃった」って話

 

ご連絡いただいた患者様が

「転んじゃって臀部（お尻）の部分が痛いんです」って

 

手をつく事も出来ずにそのままお尻から

ドーンって転んじゃったそうで・・・

 

あまりにも痛みがひどく整形外科に行って

検査をしたんですが

「骨折」はしていないそうでした。

尻もちをついた衝撃がとても強かったのか

お尻全体に痛みが出ていました。

 

痛みを落ち着かせるために

鍼灸治療を施術しました。

10日間くらい痛みが引くのには時間がかかりましたが

骨折ではなく強い打撲だったのでしょう。

 

患者様には説明しましたが

「骨折」じゃなくて良かったね。

尾骨を骨折すると厄介ですからね！！

 

どう厄介なのかは知ってます？？

まずは尾骨がどこにあるのかご存知ですか？？

 

僕ら人間がまだお猿さんだった頃にしっぽが生えていた場所ね！

普段はあまり気になる場所でもないし、触る事もあまりないですよね！

尾骨がどこかと言うと

赤い部分が「仙骨」その下にあるグレーの小さな骨が

「尾骨」です。

一つの骨のように見えますが

解剖学的には数個の骨が連なってできている関節を成しているようです。

 

そしてこの尾骨を尻もちなどをついて

骨折してしまうと大変なんです！！

 

尾骨は体の前に方向に傾いていますから

骨折してしまうと体の内部に向かって折れてしまうことが多いんですよ

 

骨折してしまったら医療機関でもそのままには出来ませんから

整復をする訳ですが

それが・・・・

 

 

 

痛いし・恥ずかしいし・・・

 

 

 

 

どうするのかと言うと

 

お尻から・・・

 

指を入れまして

グイッと元の位置に戻す訳ですよ・・・

 

考えただけでもめっちゃ痛そう・・・

しかも指入れられるって・・・

 

でも骨折している本人はもっと痛いですから

そんな事は言ってられないですけどね・・・

 

だから、尻もちついて転ばないでください〜〜〜！！

 

骨折の整復をすれば元には戻りますが

痛みはそのまま続きます。

 

普通の手足の骨折のようにギプスでの固定とか

出来ませんからね！！

痛みがありながらも普通に生活していくしかないのですよ。

骨折なら2ヶ月から3ヶ月修復するのに時間がかかるかもしれないしね

だから尾骨の骨折・尻もちついて転ばないようにしましょうね！！

 

 

 

今回の患者様は　転んじゃってから1ヶ月の時間を経て

骨折は無く、強い打撲だけですんだので良かったですが・・・

本人は何か体を動かす度にピキッと臀部に痛みがあるので

嫌な感じでしたと話していました。